2006年01月28日

何故mixiで語るのか?



何となく気になるエントリを見かけたので、思うところを書いてみよう。

実際ほぼ匿名なSNS(例:mixi)で、不特定多数に意見を求める行為が良くわからん。
内容の要約は
・ 何故インターネットではなくmixi内で議論するのか
・ 匿名性はインターネットもmixiも変わらない
・ ウン百万人(mixi)には公開するがウン十億人(internet)には公開しない、その動機が知りたい!
だ。

匿名性の変わりなさを問題にしているようだが、匿名性はさほど問題ではないと思われる。
(ここでいう匿名性は身元情報だと限定する)
「mixiが流行」している事も当然あるが
キーワードは「適度なコミュニティ」と「ついでに」投稿できるという、
オールインワン的なサービスがその拍車をかけているからではないだろうか。

「適度なコミュニティ」と「ついでに」 とはなにか。



> 「情報受信者数が多い方が、より多くのフィードバックが得られる可能性高し」

と、plutonium186 さんは言っているが
そもそも議論する時に、多ければ多いほどいいと言うのは一概に言えない。
コミュニティの量や質にもよるが、あまりに今までの経緯を知らない人達や
多すぎるフィードバックは、話題が拡散し論点が収束しにくい事も多々ある。
その点、ある一定のコミュニティだと匿名性であるかどうかに関わらず、
その人物の発言履歴は周知の事実となっている場合が多く、
その人物がどれくらい技術知識があって、どういうスタンスを持っているのかがわかりやすい。
議論が進めやすいうメリットもあるのだ。

メーリングリスト(以下ML)を例にあげるとわかりやすいと思うが
一昔前では技術系の情報のやり取りをしようと思ったとき、
MLは選択肢として充分に機能していた。(最近でも活発なMLはあるが)
MLも自分のメールアドレスを登録し、不特定多数の限られた匿名の人物達とやりとりする。
MLに対し、「何故インターネットで議論しないのか!」と言うのと同じ事だ。

これが「適度なコミュニティ」


では「ついでに」とはなにか。

公開されたWeb上でもPerlのコミュニティは数多く存在するので
「インターネット上の公開されたコミュニティでやればいいではないのか?」
という疑問が出ると思われるが、なにを主体に置いているかの違いだろう。
"Perlのコミュで議論する事"と、"普段mixiを使う事"のどちらの時間が長いかの。
前者であれば、何処かのPerlコミュでやればいいのだろうが、後者であればその必然性はない。

いろんなコミュニティに参加できる mixi というツールを主体とし、
Perl やら Java やら RUBY やら COBOL といった興味のある
コミュニティをコンテンツとみなして参加している人物からすれば
Perlコミュで発言するのは、「ついで」なのだ。

mixi とは使いやすいコミュ管理ツールであり、知合いとやりとりできるツールも兼ねる、
オールインワン型のサーバー型アプリケーションなのである。


これが

> ウン百万人には公開するがウン十億人には公開しない、その動機が知りたい!

に対する回答。
結局、深い意味はないという事だ。



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posted by suVene at 05:24