2006年09月13日

[ブログ論]「俺」という呼称について


自分語りになってしまうのはあまり好きではないから普段は避けているのだが、今日はちょっと「俺」という一人称について触れてみようと思う。

* 俺にとってブログとは
俺はこのブログ内では「俺」という呼称を、自然に使いもするが、意識して使っていたりもする。

このブログを書く事の意味については、昔触れた事があるので改めては書かないが、個人の趣味であると同時に他人に対して反応を求める行為でもある。
反応を期待するためには、ある程度のアクセス数がなければならない。

* アクセス数を上げる為に
何度か Hatena の記事やソーシャルブックマーク(SBM)の事を書いているし、ネット上でもだいぶ知名度が上がったと思うので知っている人も多いと思うが、「はてな」が提供する「はてなブックマーク(はてブ)」というウェブサービスがある。
そこで話題になれば、まず確実にアクセス数は増える。
そして、ホットエントリーと呼ばれる注目一覧にあがったりすれば、格段に他の人からの言及も増える。

そのはてブには、ブックマークされやすい記事というものが存在する。
例えば、その時の流行色の強い話題や、そのまとめ記事。ウェブサービス紹介記事、ウェブデザイン記事、有名ブロガーへの絡み、はてなサービス自体への言及。
プログラムやPC系だと、Ajax や Javascriptの ライブラリや Tips 紹介。今だと、Plaggerなど。

はてブ以外だと、検索されやすい単語や、その他ポータルサイトのキーワードやニュースへリンクといった方法も存在するだろうし、そのような方法が紹介されていたり本が出ていたりするくらいだ。
(アクセスアップ!や、SEO対策!など見たことがあるだろう)

要するに、ロングテールが注目されているとはいえ、好んでテールの部分になりたいと望んでいる人ばかりではないという事だ。

例にあげたアクセス数をあげる為の手段というのは、必要条件ではないので、常に注目されるブロガーというのは、自ら他人が楽しめる話題を創造したり、鋭い視点や分析を披露したり、個性的な発想を持っていたりしている人々もいる。
しかし、俺を含む凡人はなかなかそうは行かない。

故に、なんだか反応のよさそうな記事を書いてみたい衝動に駆られる時もある。


* 呼称について
個人的に真面目な話を不特定多数を意識して読ませようとする時は“丁寧語・敬語”と“私”という呼称を使うほうが書きやすい。
最初の頃は、とあるゲームで知合った人に向けた話題が多かったので「俺」でもよかったのだが、このブログもありがたい事にはじめた頃に比べると2倍近いアクセス数になっている。
しかし、知らない人が読んでくれていると思うと、ますます「俺」という言葉が使いにくくなってくる。
かといって、とある記事に言及したりする時に、知合いではないのにいきなりタメ口で話す程バカではないし、俺口調で読物として面白くも絡めない。

それと同時に、何度かホットエントリーに入ったりすると、当然嬉しいので、またそのような記事を書いてみたいと思う。
ますます不特定多数を意識する事になり、「俺」口調や馴れ馴れしい言葉を使いにくくなる。

しかし待てよ。そもそも俺の目的はなんなんだ?


* 本末転倒なアクセス数
確かに、記事が注目されたり反応があったりすれば嬉しい。
しかし、俺は多くの反応を得る為のアクセスアップを目的として記事を書いている訳ではない。
自分の好きな記事を書いてその反応が見たいだけなのだ。
Ajax や Plagger や Javascript のようなプログラムの事や、コミュニケーションやブログ論、ウェブ論について語ることもあるが、話題になっているから語るのではなく、興味があるから話題に乗るに過ぎない。
皆がアクセスアップの為だけにそのような記事を書いてるとは言わないし、そもそも人の事など知らないが、少なくとも俺はそうなのだ。
アクセスアップのみを目的とした行為はしたくないし、それは本末転倒になる。
「反応を求める行為 ≠ アクセス数」ではないという事だ。


* 「俺」との関係
それと「俺」という呼称とどういう関係があるのか。つまり
・ 周りを意識しすぎて、アクセス数の為だけに記事は書きたくない。
・ 注目された事やアクセス数が増えた事により、不特定多数の読者を意識しすぎて周りが面白いと思うものを提供しようとすると、どうしても丁寧語になり「俺」とか乱暴な言葉が使いにくくなってくる。
・ 「俺」という言葉を自然と使いにくく感じたり、丁寧な口調で書いてしまいがちなのは、自分にとっては他人を意識しすぎているという事だ。

∴故に、「俺」と意識して書くのは、このブログは自分のフィールドなのだという主張と同時に、自分への戒めでもあるという訳だ。


* 結論として
丁度この記事を書こうとしてたときに、似たような事を書いているのを見かけた。
自分でも正直おどろいていますが、たくさんの方にブックマークをしていただけるのは素直にうれしいです。だけど、単に数を集めればいいというものではないし、今までもこれからも、ブックマークされることが目的で書いているわけではありません
*LOVE IS DESIGN* - B! to↑B コミュニケーション
俺がダラダラと書いていることが簡潔に纏められているよい記事だと思う。

こんな事をいいながら、たまには読者ウケを狙った記事も書くだろう。
しかし俺はそれに囚われたくはない。

俺は俺の好きなように書く!(書きたい)

って事だ。


* 関連記事
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posted by suVene at 00:50